タリキトモエはかくかたりき

第○次俺対戦の末、勝ったのも俺だし、負けたのも俺であった。


特攻隊で犬死にしたのも俺だし その犠牲になって殺されたのも俺だし 闇屋になって生き延びたのも俺だし 路傍でのたれ死んだのも俺だし 勝ち取ったのも俺だし 奪われたのも俺だ。




プラスが無限にあってマイナスも無限にあって結局俺は俺でしかなかった でも 俺が俺であるということが最高の戦利品でもあった





いつだって結局そこに戻ってくるようだけれど 同じところに戻ってくるのと ずっと同じところに居るのは、ぜんぜんちがう



幾多の苦難と快楽を 今回もうねうね通過したぜ そしてやっぱり自分は自分でしかなかった でも 何と幸いなことに自分は自分だった。 




自分が自分でしかないことへ 諦めと 誇りと 覚悟がある。 




しょせん自分は自分でしかないよ (諦め!)

でも確かに自分は唯一自分の実物で本物で 俺が俺であることは俺にしかできない。(誇り!)


だったら俺は俺で居るしかなくて 俺で居ることへの責任と権利とがあって その中でしかどうしようもない。(覚悟!)






べつにだからどうってこともない なにも悟ってない 偉くもなってない 幸せにも 不幸にもなってない 変わらない ただおんなじ 





居直ったわけでもない ぐちゃぐちゃは山積みだ なにも解決しちゃいねぇ でもそれが今の俺なら そうゆうことだ





変にハイテンション にやにやしちゃうよ どうじに最高ローテンション 泣いて吐き出しちゃうよ 


でもいったん何だか戦争は終わった。


そんな感覚の今日。


そんな感覚の今日! 


妙な手応え。いきるいきるいきる タリキトモエで生きていく それしかねーだろーがよー


文句あろうとなかろうと それしかないなら それでいくしかないんじゃ。



来やがれ明日! 未来! 受けて立つ!