母親は原罪、
とゆってて
全然ピンとこなくて、影響力のあることをそう言ってインパクトを与えてんだろ〜って程度にしか響かなかったけど、
ここんとこ、お世話してて、
ちょっとしたことで自分の影響を意識すると、
「原罪」ってのが恐ろしいくらいにのしかかってきて、
ほんとにほんとに恐ろしい。
ちょっと疲れててうまく相手にできないとか
ちょっとタイミング悪くて無視するとか
適切な返事ができないとか
態度が悪くなっちゃったとか
どんどんそういったちょっとしたことが
子供の心をけずり出していくんだろうかと思うと、
一対一で接している時なんだかとても責任でっかいっつうか、世界を破滅させるスイッチを手に握らされてるような、ぶるぶるぶるぶるこわくなっちゃって、
週末ひとりで子供の相手してると、
こいつは本当に私だけの一挙一動に全力で反応してるうちにとんでもない狂った方向にあるときぶっ倒れちまうんじゃねぇかと思ったりし
あなたの眼の前に存在してること自体がそもそも世界のひずみに貢献しているような
なんだかよく分からんけどそんな気分になったりして、
アダムでもイブでもリンゴでもヘビでもないのだ
原罪、それは
いまこの瞬間の私、それからすべてのマザー、そして、そうゆう成長をすることを選択してしまった人間というメンドくさい生き物、
お願い致しますどうか私にそこまで近づかないで そんなふうについてこないで 怖いんです 自分は、そんなあなたをちょうこくできるほどの彫師ではないのです、ないのです、ないのです
なんつってぶるぶるしてる。
ぶるぶる
ぶるぶる。
まっすぐ、ただまっすぐ、
駆け寄ったものを、抱きしめられる人間とは
リンゴを食う前のエデンの住人のような
そんなやつはどんなやつだ。
粘土で遊びながら、
神様は楽しい自由研究をしてらっしゃる、
と思いました。
実験しかない。
実権はない。実現もしない。
私たちは、死ぬまですべて、それは実験。