即物的な態度はともかく厳粛なものだ

黙ってかかえていると問題は感情で装飾されたベタベタの
デコレーションケーキになって甘いけど重たくてもたれる

なんかそうゆうことをしていたのかもしれない。





人生においては、詩を愛すよりも、現実を愛すことから始めなければならぬ。もとより現実は常に人を裏ぎるものである。しかし、現実の幸福を幸福とし、不幸を不幸とする、即物的な態度はともかく厳粛なものだ。詩的態度は不遜であり、空虚である。物自体が詩であるときに、初めて詩にイノチがありうる。

恋愛論 坂口安吾